春日部 一般社団法人らしえる

障害の生きづらさを考える <行動援護>

<ニュース 視覚障害者避難・医療的ケア>

視覚障害者が避難所を体験

萩 災害時の不安解消へ
03月24日 山口NEWS WEB

災害時の避難に不安のある視覚障害者と家族に対し、避難所に用意された設備を知ってもらうことで不安を解消してもらおうという体験会が萩市で開かれました
この取り組みは萩市社会福祉協議会が個別避難計画を作る中で、視覚障害者から「避難所での生活に不安があり、住み慣れた自宅から避難することは考えにくい」という声が出ていたことから行いました
体験会には市内に住む視覚障害者や防災士など28人と盲導犬1匹が参加し、まず、ハザードマップをもとに標高が低い場所など自宅周辺のリスクを教わり、避難のタイミングを話し合いました
続いて、避難所となる総合福祉センターで避難時の受け付けを体験し、アレルギーや服用中の薬などについて受け答えをしました

                                                          

その後、センター内の避難場所に移動すると、盲導犬を連れた男性が設置された個人スペースでダンボールベッドや盲導犬が休むための敷物を触ってみたり、トイレの操作ボタンに点字があることなどを確認して不安な部分を解消していました
参加した男性は「避難所の設備がこんなに進んでいることにびっくりした 今まで避難所を検討したことはなかったが、こういう機会を作ってもらい前向きになれて良かったです」と話していました



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医療的ケアが必要な特別支援学校の児童生徒数8565人 
前年度調査から約200人増 
2024年3月26日 FNNプライムオンライン

全国の特別支援学校に通う幼稚園生から高校生のうち、たんの吸引など医療的ケアが必要な児童生徒が8565人にのぼり、前年度から約200人増えたことがわかった


文部科学省の学校における医療的ケアに関する調査によると、2023年5月時点で特別支援学校に通う医療的ケアが必要な児童生徒は8565人にのぼり、前年度の調査から約200人増えたことがわかった
また、幼稚園・小中高校の通常学級や特別支援学級に通う医療的ケアが必要な児童生徒も2199人で、前年度の調査から増えた
これらの学校で行われている医療的ケアでは、たんの吸引や経管栄養、インスリン注射などが多かった
一方、医療的ケアに関するガイドラインを策定している教育委員会は2割にとどまっていて、文部科学省は「前回調査よりは改善したものの、医療的ケア児がいない自治体では策定しないところもある。医療的ケア児がいつ来ても支援できるよう、ガイドラインの策定を進めてもらいたい」としている

また、文部科学省が全国の公立特別支援学校に行った調査によると、2023年10月時点で全国で3359の教室が不足していることがわかった
前回の調査より不足数は減ったものの、引き続き教室不足が続いている実態が明らかになった  特別支援学校に通う児童生徒数は増加を続けていて、2023年度は14万7000人を超えて過去最多となっている
文部科学省は「児童生徒数の増加が予想を上回り教室整備が追いつかない2025年度以降、各都道府県に整備状況をヒアリングし、どのような支援が必要か検討していきたい」としている